義兄は50歳を超しているけど、未婚である。
未婚が悪いわけではない。
彼女いない歴が年齢と同じでも、そんな人はたくさんいるだろう。
そして、生涯独り身だろう。
そんな義兄が、我が家の長男に言った言葉がある。
(夫)を見ていると、結婚なんてするもんじゃないと早々にわかったよ。
稼いでも自由に使えるお金はなくて、窮屈で、失うものが多すぎる。
どの口が言ってるんだい。義兄よ。
親には偉そうに言えるのに、外では挨拶一つしない。
車の税金すら親任せの年がある。
飲酒運転で免許取り消し。
友達はおらず、夜の街とギャンブルが生きがい。
薄気味悪い目つきと、全く上がることのない口角。
もっとたくさん言いたいことはあるけど、要するに《結婚したくない》ではなくて《結婚できるわけがない》人間の部類だと思うんだけどな。
典型的な《甘やかされたボンボンの長男》で、夫よりも明らかにいい子ちゃん扱いされている。
やって当たり前の家の手伝いも、義兄がするとべた褒めされる。
「おにいちゃんは腰が痛いのに、無理をして手伝ってくれてね。やっぱり一緒にいるって心強いわ。」
「仕事で使う資格を一発合格したのよ。」←運転免許のようなもの。
「おにいちゃんは、もう結婚しなくていいと思うの。自由に生きるほうが楽しいものね。」←今以上の自由ってなんだろう。
どうして、こうも兄弟格差があるのだろうと思いつつ、兄弟が不仲なのも、義兄がだらしなさすぎるのも、親の育て方が間違っていたんだろうなとは確実に感じる。