かまちょのスイッチ。嫉妬のスイッチ。
3日 舅に手伝いを頼まれ、夫が畑に行く。
4日 7時から収穫した柿を納屋まで運ぶ。思いのほか作業時間がかかり、砥部焼まつりに出遅れる。3日の20時頃、「手伝ってくれ」といつもの命令口調で連絡あり。
5日 8時に舅が来る。夫が無視していると、「えむちゃんいますか?。」と私を呼ぶ。
仕方がなく夫が出ると、「えむちゃんの弟に、柿を あ げてくれ。」と言うからびっくり。
実は、弟とも10年ほど前から会っていない。
そのまま説明するのも面倒だから、あれこれとごまかして受け取り拒否。
嫌な予感がするんだけど。
私、舅のかまちょスイッチをONにしたかもしれない。
もしかしたら、舅だけでは済まない気がする。
姑は、《ワタシが嫌いだと思う人はみんながそう思っていて当たり前》とか《ワタシが好きだと思う人は皆がそう思っていて当たり前》と当たり前の基準がおかしい人である。
舅は、地域のことなどを自ら引き受けて活動しているのだが、強引なところもあり姑に愚痴をこぼしに来る人もいるそうだ。
夫婦不仲を知っているから話をしに来て、姑と一緒になって舅の愚痴を言う。
言うほうも言うほうだ。
まさに、類は友を呼ぶ。
それを、「やっぱりワタシだけじゃなくて、おとうさんはみんなに嫌がられているのよ。」と嬉しそうに私に話していた。
その聞き役である《私》に嫌われた姑は、我が家の長男宅まで参上し「お爺さんには困ってるの。」と悲劇のヒロインになって話す。
私と長男と言い方が違うのは、単純に長男に同情してもら
いたいから。
舅が、「(夫)が手伝ってくれた。」とか「嫁がこんなことを言ってくれた。」とか話していたとすれば、姑の嫉妬心に火が付くだろう。
なんでおじいさんだけ?。あんなに嫌がられている人の手伝いを、なんで息子(夫)がしてるの?。
嫁に何を吹き込まれたの?と思っていてもおかしくない人だから、真相を聞きに長男宅に行く回数が増えないか、心配なのだ。
夫婦不仲の舅姑だから、少しの言動で嫉妬やら怒りやらの感情のスイッチが入ってしまう。
それに振り回されて、舅だけでなく姑も周囲から嫌われているという結果に、あの年齢になっても気付けないでいるのはどうなんだろうと思う。