小金持ちは、無駄な金遣いをする。
舅は、自分の都合で『手伝ってくれ』と言う。
手伝ってくれると思っているから、その後の作業も考えている。
手伝わざるを得ない状況にして、働いている夫の休日を奪う。
時に、息子たちも。
手伝わない義兄は、きっと神なんだな。
神が寝ているのを起こすなんて、下々のものがする行為ではないのかもしれない。
作業が終わると、お駄賃をくれる。
金額のことは、随分と前から私は知らない。
上の二人は、「お駄賃を貰いたいから手伝ってないし、お金を渡したらやって貰えるって考えも嫌だ。」と言っている。
下の子は、そもそも手伝いたくない。
あの二人の夫婦喧嘩を聞いていると、イライラが止まらないと言って、かなりごねる。
でも、人手が欲しいから仕方なしに。
私は、その人手の中には入っていないけど。
夫は、「小遣いをやるのが楽しみなんだから、貰っておけばいいんだ。」と子供たちに言う。
「高貴な人の遊びのつもりか?。」子供たちは言う。
祖父母もそんな人だったらしい。
脈々と受け継がれてきた貴族の気質も、私が絶ってやった。