えむの呟き。

ボヤキが多いかもしれませんが。

非道な嫁になりさがってしまったのか。







人間ドックのオプションで、鎮静の胃カメラがあったので、夫と二人で行ってきた。



終わって会計レーンに向かっていると、夫が座っている女性を指さして「あれ、お婆(姑)やわ。」と言う。



自分の親に対して指をさして、《あれ》という時点で、ちょっと驚いてしまった。

じっと見ていると、姑と目が合ったが、すぐに目をそらされた。



夫に、「ちょっと声をかけてみる。」と言ったら、「ほっときゃええ!。」と言われたけど、ずんずん行く私。

☆(私) どうされたんですか?。

▲(姑)  腰がずっと痛かってね。そしたら、ヒビが入ってるって。

☆  年末に大変じゃないですか。ここまで来るのに、誰も付き添ってくれなかったんですか?。

▲  この程度だと、大丈夫よ。

 

☆  無理はされないようにしてくださいね。お大事に。

 

 

 

 

5年ほどあっていない人に、声をかけた自分に驚く。

 

話し方⋯母に話すようにフランクな感じだったのに、なぜか丁寧な口調がスラスラと口を出る。

 

心から「誰も付き添ってくれんのかい!。薄情な!。」と思ったけど、自分は付き添いの要員ではないからねと決めつけている強気な私に、また驚く。

 

姑の骨にヒビが入っているのに、他人を心配する口振りで「お大事に。」と言った自分に、また驚く。

 

 

 

嫁にお大事にと言われて、愛する息子とそそくさと帰っている姿を見て、姑ははらわたが煮えくり返っているだろうけど、本当になんの感情もなく話した。

 

ざまあみろとも思わなかったし、「こんな年の瀬に。大変ね。ほんと、気の毒だわ。」と思ったけど、《職場の人が大変なことになってね》程度の感情なのだ。

 

 

 

不思議です。

 

ざまあみろという感情が湧かなかった。

 

お気の毒としか思えなくて、かといって何かを頼まれようと自分から動くわけでもない。

 

 

 

夫に「痛いだろうね。」と言うと、「そりゃ、痛いだろね。」で終わる。

 

 

 

 

 

姑は腰の骨のヒビ。

 

舅は年明けに手術。それもふたつ向こうの街の病院で。

 

義兄も夫も手術に立ち会わず、夫は手術の内容も知らない。

 

 

 

私の実家以上に、複雑なのかもしれない。

 

 

 

 

 

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