自分が正しいと思っている老人は、手に負えない。
昨夕、食事作りを始めようかと思っていたら、舅の声が聞こえた。
あっ、怒ってる。誰に?。またここで?。勘弁してよ・・・と思い姿を探したら、裏庭の石の上に座ってやいやい言っている。
相手が見えなかったので、独り言かよ恐ろしいと思ったら電話を持っている。
たぶんなんだけど、相手は舅のおじさん。
この人も近くに住んでいる。
親族のあの人もこの人も近くに住んでいる、魔界みたいな田舎。
おじさんに、「言ったじゃないか!。」と詰め寄っている。
でもね。90歳も過ぎているし、少し認知症の症状もあるから、そんなに責めなくてもいいのにと思った。
舅だって、言ってないのに『言った』だの、言ったのに『言ってない』だのは大昔からあるのに、自分のことを棚に上げてよく言いますな。
このおじさん、夫親族のボス的な存在で、分家なんだけど(田舎特有のめんどくさいしがらみ)おじさんの意見を聞いてから動く・・・みたいな扱い。
私は〇家の麻生太郎と呼んでいる。
舅は、おじさんにまで怒鳴り散らしてしまった。
高齢者あるあるなのに、人の《あるある》は絶対に許せない人だから。
それを、帰ってきた夫に話した。
「ご飯を作りながら、そんなに詳しく聞いてたの?。」と笑いながら言われた。
「聞いてたんじゃなくて、聞こえるの。
あなたが私の立場だったら、いくらのんびりしているあなたでも、その腹の肉が削げ落ちるくらいストレスで痩せるよ。
今の便秘の方がまだいいかも・・・と思えるくらい、下痢が続いて肛門がただれるよ。
可愛い息子や孫に見せられない真の腹黒さは、私やご近所さんが知ってるから。
笑う話じゃないからね。」
とキレてしまった。
夫も、舅のように馬鹿げた老人になるのだろうか。
もう少し、自分の親の犠牲になっている妻を労わってほしい。